ザ・ワーク 人生を変える4つの質問


” 理解できようができまいが、好きであろうが嫌いであろうが、現状を全て受け入れることができたら、楽になれるだろうというか、幸せであり続けるだろうなと思う。
難しそうではありますが、ほんの少しだけでもやってみる価値はあると思います。”


ヴァイロン・ケイティはある朝目覚めたときそうなっていたという。

バイロン・キャスリーン・リードは、30代でひどいうつ状態になりました。その後、10年かけてうつはひどくなり、ケイティ (人は彼女のことをこう呼びます)は、ほぼ2年、ベッドから 離れることもままならず、自殺衝動に囚われていました。
 
ところがある日の朝、絶望の淵に立っていた彼女は、人生を変えるような気づきを得ます。
 
ケイティは、何かについて、そうあるべきではないと思っている時、自分が苦しむことを発見しました。
 
「夫は、私をもっと愛するべきだ」、「子供たちは私に感謝すべきだ」というように。
 
逆にそうした考えを信じていない時は、安らぎを感じたのです。うつの原因となっていたのは、身の回りの世界ではなく、世界について自分が信じている考えだと気づきました。
 
ケイティは、 幸福を見つけようとする試みは逆効果であることを悟ります。
 
世界は「こうあるべきだ」という自分の考えに合うように世界を変えようと無駄な努力をするよりも、こうした考えに問いかけをし、あるがままの現実と向き合うことで、想像できないほどの自由と喜びを体験することができるのです。
 

ケイティは、「ワーク」と呼ばれる、シンプルながらパワフルな探求方法を編み出しました。
それにより、実際に心の変化を生み出すことができたのです。
その結果、ベッドから動けず、自殺衝動に悩まされていた彼女は、人生がもたらすあらゆるものへの愛で満たされるようになりました。


「現実と争うとき、あなたは負ける―それはもう必ず」。と彼女は言います。
ほとんどの人は負けている。と思う。
だから、幸せを求めている。今いる場所にあるものを、どこか他の場所に。


ヴァイロン・ケイティは、それから、そんな経験を活かしてカウンセリングのような仕事をはじめた。
そして、本も出している。その本は『人生を変える4つの質問』と『探すのをやめたとき愛は見つかる―人生を美しく変える四つの質問』です。



ザ・ワーク 人生を変える4つの質問ザ・ワーク 人生を変える4つの質問
バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル 神田 房枝 訳 、ティム・マクリーン 監訳・高岡よし子 監訳

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